「労る」の読み方
「労る」は「いたわる」と読みます。
「労る」の意味とは?
「労る」の意味は、「同情の気持ちを持って真摯に対応する。労をねぎらう。養生をする」という意味をします。
「労る」の使い方や例文
「労る」は基本的には思いやりの心を持ち接することを意味します。
例えば、「体を労る言葉をかける」はご老人などに体に気を付けてくださいね、という言葉をかけるという意味で使用されます。
例文:
あ、この人は年寄りだから苦労したんだから労らないといけません。
老人をいたわって席を譲る。
パフォーマンスを上げるには、自分を労ることも必要です。
人のお世話も大切ですが、時には自分自身を労ることも大切ですよ。
彼は長い距離を一緒に旅してきた愛車を労っている。
「労る」と「労う」の違い
「労る」と似たような言葉として「労う(ねぎらう)」が存在します。
「労う(ねぎらう)」は、「相手の苦労や頑張りを評価して、感謝すること」という意味です。
2つの言葉は使用する相手に違いがあるため、使用に注意する必要があります。
- 「労る(いたわる)」はお年寄りなどに対して使う言葉。
- 「労う(ねぎらう)」は自分と立場が同じ人や、目下の人に対して使う言葉。
「労う(ねぎらう)」は、お礼の言葉を述べたり、品物を贈ったり、宴会などを催すというように、具体的な行動が伴います。
例えば、営業目標を達成したとき、チームのメンバーや部下にご馳走したりしますよね? そんなときは、「部下を労う」と言います。
目上の方には「労う(ねぎらう)」は使えませんので、注意しましょう。
労るの類語
「労る」の類語は
- 力づける
- 慰める
- 慰む
などがあります。
「労る」の中国語表現
「労る」の中国語表現は「怜恤,照扶,照顾」「安慰,慰劳」。