「ねをあげる」漢字とは?
「ねをあげる」の漢字は「音を上げる」です。
「根を上げる」という書き方がありますが、実は誤用であり、正しくは「音を上げる」です。
「ねをあげる」の意味とは?
「ねをあげる」は
- 苦しさに耐えられず声を立てる。
- もう無理だ、限界だ、といった弱音を吐く。
- 降参する。
という意味があります。
困難や苦難に当たって吐いてしまう弱音が「音」ですから、「根」の字を使うのは誤りであることがわかりますね。
「音を上げる」の使い方や例文
「ねをあげる」の使い方としては「根性がないからすぐに音を上げて逃げ出す」といった感じになります。いい意味で使われることはありません。
例文:
新しい監督が着た後、練習の厳しさに音を上げてしまった。
景気低迷により経営状況がひっ迫し音を上げざるを得ない。
彼は我慢も限界となり、音を上げるばかりであった。
ゴールまであとわずかであるが、苦しさに思わず音を上げた。
この価格競争はどちらかが音を上げるまで続くだろう。
「音を上げる」の類語
「音を上げる」の類語:
- 挫折する
- 放棄する
- 投げ出す
- 逃げ出す
- お手上げ
などがあります。