「際立つ」の意味とは?
「際立つ」の読み方は「きわだつ」となります。
「際立つ」は「他のものと区別されてはっきりと目立つ」、「差がはっきりしていること」という意味です。
「際立つ」の使い方や例文
「際立つ」は、「まわりのものよりも遥かに違うことが分る」時に、良い意味として使われる言葉です。人が優れた行動をする時など、良い意味で使われています。
例文:
際立って濃い眉。
そう際立って美しいというべき人ではない。
背が高い彼は、群集の向こうにその頭部が際立って見える。
からりと揚がった豆腐は甘みが際立ち美味。
自家製の粒あんと杵つき餅、黒豆のバランスのよさが際立つ一品。
「際立つ」と「引き立つ」の違い
「引き立つ」も「際立つ」の同義語の一つであり、同じように「周りのもの、他のものに比べて、特に目立ってよいものに見える」という意味を示します。
また「引き立つ」には、精神的に奮い立つ、元気になる、といった意味合いもあります。
例えば、「気持ちが引き立つ」。
「際立つ」と「引き立つ」の違いは、「素晴らしさの程度、度合い」の差。
どちらも「他のものより優れている」ことを示す言葉ですが、「引き立つ」には「よいように思える」、「多少優れている気がする」といったように、若干、表現者の主観が含まれているニュアンスがあります。
例えば、
火で少しあぶると、より香りが引き立つ。
松の緑が、城壁の白さを一層引き立てている。
自分はそう思う、比較的には優れている、といった印象を受けます。