あなたは、ご家族と、恋人と、友人知人と、職場の人と、外食をする機会が多いほうですか?
外食にも色々ありますが、若い人、特に男性に人気が高いのは、お肉がメインのレストランではないかと思います。
牛肉なら、ステーキ屋さんにするか焼肉屋さんにするか、結構迷ってしまったりもしますよね。
例えばステーキ屋さんなら、注文する時、どの部位を頼みますか?
今回は、牛肉のサーロイン・リブロース・ヒレの違いや特徴などについて、ご紹介したいと思います。外食の時にご参考になれば幸いです。
サーロインとは?どの部位?
牛肉の部位についてあまり詳しくない人も、サーロインなら分かる、という場合が多いのではないでしょうか。
ローストやステーキに最適なのだとか。
サーロインの語源ですが、英語のsirloinから来ています。イギリスの国王が、食べたステーキのあまりの美味しさに感動して、「Sir」(サー)の称号をLoin(ロイン=腰の肉)に与えた、という説が有力です。
リブロースとは?どの部位?
サーロイン同様ステーキ向きの部位です。
リブロースの語源ですが、リブ(rib=英語の肋骨)とロースト(roast=英語で焼く)を日本独特のもじり方をしたロースを組み合わせて名付けられました。
ヒレとは?どの部位?
ヒレは、「フィレ」とも言います。
牛一頭のヒレは約3%で、割合が少ないため、高価です。特にその中でもシャトーブリアンと言われる部位が、牛肉の部位の中で最高級になります。
ヒレの語源ですが、フランス語のfiletから来ています。日本では日本独特のもじり方をした結果、ヒレと呼ばれる事が多くなりました。
関西ではヘレ肉と呼ばれています。ヘレというのもフィレの変化型ですね。
サーロインとリブロースとヒレの違い
牛肉の部位は、日本食肉格付協会が定めた基準により13に分かれます。
画像出典:yamasanfood.com
全国のお肉屋さんで共通の呼び方で、上から、ネック、かた、かたロース、リブロース、サーロイン、ヒレ、ランプ、かたばら、ともばら、うちもも、しんたま、そともも、すねとなっています。
ステーキ屋さんで部位を注文する際は、サーロイン・リブロース・ヒレの三択である事が多いので、この3つの部位について、簡単に表にまとめてみました。
ステーキ肉の部位の特徴
サーロイン | リブロース | ヒレ | |
部位 | 牛の腰の上部 | 肋骨背部 | 腰から背中にかけての脂肪が少ない部分 |
味の特徴 | ・柔らかい ・甘みが強い | ・肉の味が強い ・脂っこい | ・柔らかい ・さっぱりしている ・火を通すほど固くなる |
値段の3段階比 | 中 | 低 | 高 |
どの部位が一番美味しい?
サーロインとリブロースとヒレ、どれが一番美味しいの?
というのが、ステーキを注文する時の一番の関心事ではないでしょうか。
前の項にまとめました部位の特徴から、味の特徴を見てみます。
サーロインは柔らかくて甘みが強く、リブロースは肉の味が強く脂っこく、ヒレは柔らかくてさっぱりしています。
どれが美味しい?となると、これは、その人の好みによりますね。
一般論としては、リブロースは男性向き、ヒレは女性やお年を召された方向き、サーロインは万人向き、といったところでしょうか。
値段で決めてしまうのが、最もシンプルかも知れません。
当たり障りのないところでいけば、値段も中位で味わいもリブロースとヒレの中間位の感じのサーロインといったところでしょうか。
まとめ
サーロインとリブロースとヒレについて、いかがだったでしょうか。
今回はステーキで食べるなら、という内容の記事になりましたが、それぞれの部位の味は、他の料理方法でも変わりません。
ただ、ヒレは、火を通すほど固くなるという特徴を覚えておきましょう。
外食する際、またはお料理をする際の参考にしていただければ幸いです。