ことわざ「似て非なるもの」という言葉を一度でも耳にしたことがあるかと思います。
今回は「似て非なるもの」の意味や使い方などを説明したいと思います。
「似て非なるもの」の読み方
「似て非なるもの」の読み方は「にてひなるもの」です。
「似て非なるもの」の意味とは?
「似て非なるもの」の意味は、一見同じように見えますが、実際には全く違っているもののことを言います。
また、いかにも道理にあっているようでいて、実は正しくないもののことを指します。
えせもの(似非者)やまやかしのことをいいます。
中国戦国時代の学者である孟子の言葉だそうです。
「似て非なるもの」の使い方・例文
「似て非なるもの」は良いものに少し似ているが、全く違って、良くないものだという意味です。
つまり偽物やまやかしという悪い意味で使われています。
「似て非なるもの」の例文:
いくら上手に真似たつもりでも、彼の足下にも及ばない、似て非なるものだ。
世の中には似て非なるものというものがたくさんあります。
願望と欲望は似て非なるものです。
「似て非なるもの」の英語表現
「似て非なるもの」の英語表現:
as different as chalk and cheese(as like as chalk and cheese):まるでチョークとチーズのようだ(外見は似ているが本質は全く異なる物の例えに用いられる。)
similar but different:似て非なるもの