「倣う」の読み方
「倣う」の読み方は「ならう」となります。「習う」と同じ読み方をにします。
「倣う」の意味
「倣う」の意味はすでにあるやり方、例をまねて、そのとおりにする。手本としてまねをする。
「倣う」の「倣」という字は、「人」と「まねする」を表す象形から成っています。ここから「人のまねをする」を意味する漢字として成り立ちました。
「まねる」と同じ意味で、「前例に倣う」「右へ倣え」「他国に倣った制度」のように使われます。
「倣う」の使い方や例文
「倣う」の意味は人のまねをする。すでにある物事や、やり方を真似るため、先例や先人という言葉が頻繁に使われています。他にも「伝統に倣う」「イギリスに倣う」などと用いられます。
また、「〜に倣って、○○する」という言い回しもよく使われています。
例文
- 最初のうちは先輩に倣ってやってみてください。
- それを実現するためには、他社に倣う必要がある。
- 友人に倣って、わたしもスポーツジムに通っている。
- 伝統に倣ったこの儀式は、100年以上続いているらしい。
- イギリスに倣うようにして、日本は法律を整備していった。
「倣う」と「習う」の違い
「倣う」と「習う」は、どちらも「ならう」と読みます。読み方は同じでも、具体的な使われ方は異なります。
「習う」は「人から教わる」ことを意味します。それに対して、「倣う」は「人のまねをする」ことを意味すると覚えると使い分けしやすくなります。