「ありおりはべりいまそかり」の意味とは?
「ありおりはべりいまそかり」とは、古語のラ行変格活用動詞をを覚えるための語呂合わせのようにした言葉です。
完了の助動詞を「きけりつぬたりたしけむ」と連続して読んで覚えたりもします。
そのため、「ありおりはべりいまそかり」という言葉自体に意味はありません。日常的に使う言葉ではないです。
「ありおりはべりいまそかり」の漢字
「ありおりはべりいまそかり」はすべて現代語で「いる」という意味ですが、以下のような違いがあります。
あり⇒有り:存在する
おり⇒居り:いる、座っている
はべり⇒侍り:お側に控える、お仕えする。(謙譲)
いまそかり:いらっしゃる、おいでになる(尊敬)
おり⇒居り:いる、座っている
はべり⇒侍り:お側に控える、お仕えする。(謙譲)
いまそかり:いらっしゃる、おいでになる(尊敬)
「ありおりはべりいまそかり」の使い方
「ラ行変格活用」、略して「ラ変」です。
具体的なものは、「有り」「居(を)り」「侍(はべ)り」「いまそかり」と書き、それぞれの語尾が「ら(ず)・り(て)・り(。)・る(こと)・れ(ど)・れ」という形で、ラ行で変化してゆくのが特徴です。
例えば:ラ変使い方の1つを挙げると
有り(あり)は
- 未然形=「ら」
- 連用形=「り」
- 終止形=「り」
- 連体形=「る」
- 已然形=「れ」
- 命令形=「れ」
となります。