あなたは、フクロウとミミズク、お好きですか?
最近フクロウカフェが増えています。猫カフェのように、フクロウと触れ合いながらお茶やお食事ができる空間です。
そして、フクロウとミミズクをペットにする人も増えています。あなたも、フクロウやミミズクをペットにしてみたいと思っていらっしゃいませんか?
それにはまず、フクロウやミミズクについての知識を高めてみましょう。
あなたは、フクロウとミミズクの違い、ご存知ですか?
「フクロウ」とは?
まず、フクロウからいってみましょう。フクロウを辞書で調べてみました。
①フクロウは、鳥綱フクロウ目フクロウ科フクロウ属に分類される鳥類。
全長約50センチ、全身灰褐色。目が顔の前面に並び、くちばしは短く、鉤 (かぎ) 状。夜、羽音をさせずに飛び、野ネズミやウサギなどを捕食する。ユーラシアの温帯・寒帯に広く分布。日本でも平地林にすむ。
②フクロウ目フクロウ科の鳥のうち、頭に耳のような飾り羽をもつミミズクを除くものの総称。フクロウ・シロフクロウ・アオバズクなど。大部分は夜行性。
とありました。
日本に住んでいるフクロウは11種類らしいです。
「ミミズク」とは?
次に、ミミズクにいってみましょう。ミミズクを辞書で調べてみました。
フクロウ科の鳥のうち、頭に耳のような羽毛をもつものの総称。オオコノハズクをさすことが多い。
とありました。
日本に生息しているミミズクは5種類ほどです。
「フクロウ」と「ミミズク」の違いって何?
では次に、フクロウとミミズクの違いについて調べてみた結果をお伝えします。
フクロウは、生物学的に言うと、フクロウ目フクロウ科の鳥です。
そして、ミミズクも、フクロウ目フクロウ科フクロウ属の鳥です。
つまり、フクロウとミミズクは、生物学的には同じなのです。
フクロウには「耳」がない、ミミズクには「耳」がある、それが違いです。
ズクとは、古語でフクロウの事です。「耳」があるズク、だからミミズクになったのです。
ただ、正確には、この「耳」は、耳ではありません。
「耳」はないフクロウ、と言っても、フクロウにもちゃんと耳はあります。
顔の左右に、羽毛に覆われていますが、そこに耳があるのです。
余談ですがこの耳、他の生き物と違って左右対称についていないのです。それは、獲物の位置を立体的に捉えるためなのだとか。
そして、フクロウとミミズクの違いである「耳」に当たるのは、「羽角」(うかく)、つまり、耳ではなく羽なのです。
また、この「羽角」、フクロウなのにあるフクロウもいれば、ミミズクなのにないミミズクもいます。
ちょっと混乱してしまいますが、基本的には、フクロウとミミズクの違いは「羽角」の有無と覚えておいて間違いありません。
「フクロウ」と「ミミズク」を飼ってみたい?
色々と調べてみるほどに、フクロウとミミズク、ペットに出来るなら是非飼ってみたい、と思いませんか?
実際、飼っている人もいるので、ペットにする事は可能です。
でも、野外で生息しているフクロウやミミズクを許可なしに捕らえてペットにする事は禁じられています。
ですので、飼うとするなら、ペットショップに行くか、フクロウのブリーダーさんから譲ってもらうしかないのですが、フクロウもミミズクも高価です。安くても10万円、高い種ですと100万円以上します。
また、フクロウもミミズクも、可愛いですが、あくまで猛禽類で、ペットにされている他の鳥類ほどなつきやすくはなく、手入れも簡単な生き物ではありません。
エサにするのは、冷凍になっているマウスやひよこやうずらなどです。この冷凍マウスたちを解体して内臓を取り除き、食べやすくして与える、などといった手間がかかります。
手間もかかりますが、血や内臓などが苦手だと、この作業自体が困難、あるいは不可能ですので、ペットにしたいなら、それを乗り越えられなければならないのですね。
まとめ
フクロウとミミズクの違いを中心にまとめてみました。フクロウとミミズクの知識、高まりましたか?
ペットには出来るけれど、費用や世話の問題など、難関があります。
可愛いし大好きだけれど、世話は無理、という方は、フクロウカフェで、フクロウやミミズクと触れ合うようにしましょう。