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ヤモリとイモリの違いって何?それぞれの特徴は?子供がつかまえてきたのはどっち?

小学生位のお子さんをお持ちのお母さんなら、お子さんが小さな生き物をお持ち帰りして悲鳴を上げたというご経験がありませんか。

虫も多いと思いますが、中には小さい動物を連れてくるお子さんもいらっしゃるのではないかと思います。

特に、ヤモリやイモリ、トカゲといった小動物は、大抵のお母さんは苦手で困りますね。でも、その実像を知っておけば、苦手意識も、少しは和らいでいくものです。

お子さんが連れて帰る率の高いヤモリとイモリを、今回ご紹介していきます。恐恐で良いのでお付き合いください。

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ヤモリとは?

まず、ヤモリについて簡単に解説させていただきます。

ヤモリは、漢字で「家守」または「守宮」と書きます。一般的なのは「家守」のほうですね。

 

「家を守る」という名前の通り、ヤモリは人家に住む事が多く、家に出る害虫、ハエやゴキブリを食べてくれます。

体長は10センチちょっと、トカゲによく似た見た目をしています。

よく見かけるのは、日本原産のニホンヤモリです。

イモリとは?

次に、イモリです。

イモリは、漢字で「井守」と書きます。

こちらは「井を守る」=「井戸や水回りを守る」という名前の通り、

イモリは水の周辺に住み、井戸や水回りに集まる害虫を食べてくれます。

体長はヤモリと同様で10センチちょっと、やっぱりトカゲによく似ています。

つまり、ヤモリとイモリは、名前だけじゃなくて、見た目もよく似ているのです。

よく見かけるのは、これも日本原産のアカハライモリです。

ヤモリとイモリの特徴と違いは?

お子さんがヤモリまたはイモリを持ち帰った時、それがヤモリなのかイモリなのか、ひと目で判別できるお母さんは、そんなに多くないと思います。

ですので、ここで、ヤモリとイモリの特徴、そして違いを表にまとめたものを挙げます。

これを抑えておけば、ヤモリとイモリの見分けはばっちりですよ。

ヤモリとイモリの特徴とその違い:

ヤモリイモリ
分類爬虫類(トカゲ・蛇と同じ)両生類(カエルと同じ)
生態陸上、家の近くなどに生息。夜行性。水場の近くなどに生息。夜行性。
外見の特徴体の色全体的に灰色っぽい。全体的に黒っぽく、お腹の色が赤い。
体表質感うろこがあり、乾いている。うろこはなく、湿っている。
前足の指数は5本で爪がある。数は4本で爪がない。
自切機能尾を自分で切り離せる。再生可能。尾を自分で切り離せないが、再生は可能。

 

表の下の方に「自切機能」という項目を入れました。この言葉も、あまり聞いたことがないのではないかと思います。

自切というのは、トカゲなどが、外敵から逃げるためなどに、自分の尻尾を自ら切り離す事を言います。

トカゲと同じ爬虫類であるヤモリには、トカゲと同じ自切が出来ます。イモリにはその機能がありません。

ですが、イモリは、自切は出来なくても、切れてしまった尻尾を再生する事が出来ます。それだけでなく、足を失っても再生するのだとか。それってすごくないですか?

お子さんがお持ち帰りした時の注意点

前の項で挙げました特徴を知っておけば、お子さんがお持ち帰りしたトカゲモドキがイモリとヤモリどちらなのか悩まなくて良いのですが、イモリを持ち帰った場合は、1つ注意点があります。

それは、イモリのお腹の赤い部分には毒がある、という事です。

テトロドトキシンというその毒は、フグの毒としても有名です。

触っただけなら大丈夫ですが、触った手で目や鼻や口に触ると、痛んだり炎症を起こしたりする事があります。

お子さんがイモリを触った時は、必ず石鹸で手をよく洗うよう注意しておきましょう。

まとめ

ヤモリとイモリの違いと見分け方について、ご理解いただけましたでしょうか。

お持ち帰りされて、飼いたい、なんて言われるとぎょっとしてしまいますが、ヤモリとイモリ、どちらも害虫を食べてくれる習性があります。

そう思えば、気持ちも少しは楽になってくるのではないかと思いますよ。

 

 

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