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マグニチュードと震度の違いって何?正しく知って防災に役立てよう!

災害は、いつどのような形で降り掛かってくるか分からないものです。

特に地震は、日本に住む私達にとってとても身近な脅威ですよね。

東日本大震災の後、熊本地震、大阪北部地震、北海道胆振東部地震がありました。それらをきっかけに、日頃から防災グッズを揃えて備えている方も多いかと思います。

地震のニュースでは、マグニチュードと震度の数値が発表されますが、この2つの言葉の意味、そして違いをご存知ですか?

知らない、という方、この機会にマグニチュードと震度の正しい意味を知って、防災知識を高めましょう!

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マグニチュードとは?どういう意味?

マグニチュードとは、地震そのものの規模を表す尺度またはその数値を表す言葉です。

0.2から12までの段階があり、マグニチュードが1増えるごとにエネルギーが32倍になります。2増えた場合は、32×32なので、1024倍になります。

震度が1増えたくらいでエネルギーが32倍というのは考えづらいので、この点でもマグニチュードと震度の違いが分かりますね。

マグニチュード一覧表:

階級
M0.2~1極微小地震
M1~3微小地震
M3~5小地震
M5~7中地震新潟中越地震、熊本地震、北海道胆振東部地震
M7以上大地震阪神・淡路大震災、熊本地震
M8以上巨大地震関東大震災
M9以上超巨大地震東日本大震災、スマトラ島沖地震

 

観測史上最大の地震は、2004年に起きたスマトラ島沖地震で、そのマグニチュードはなんと9.3を記録しました。東日本大震災はマグニチュード9.0で、日本近海では観測史上最大となっています。

マグニチュード10と言うのが地球上で起こりうる最大の地震ですが、そのエネルギーは小惑星が衝突したレベルです。そんな恐ろしい大災害が起こらない事を祈ります!

震度とは?

震度とは、ある場所における地震動の強さの程度を表す階級を表す言葉です。

1996年までの気象庁震度階級では、震度0(無感)・1(微震)・2(軽震)・3(弱震)・4(中震)・5(強震)・6(烈震)・7(激震)の8階級に分けていましたが、それ以降は震度5と6をそれぞれ強と弱に分けた、合わせて10段階での表記になりました。

震度一覧表:

階級(右は現在、左は1996年以前の階級)人の体感屋内の状況
震度0無震地震計には記録されるが、人が揺れを感じる事はない
震度1微震屋内で静かにしていると、揺れをわずかに感じる時もある
震度2軽震屋内で静かにしていると、揺れを感じる時が多いつり下げ物(電灯等)がわずかに揺れる
震度3弱震屋内にいると、多数の人が揺れを感じる
歩行者が、揺れを感じる時もある
棚の上の物(食器類等)が音を立てる事がある
震度4中震多数の人が驚く

歩行者の多数が、揺れを感じる

つり下げ物は大きく揺れ、棚にある物は音を立てる

安定の良くない置物が、倒れる事がある

震度5弱強震多数の人が、不安を感じ、何かにつかまりたいと感じるつり下げ物は激しく揺れ、棚にある物、書棚の本が落ちる事がある

安定の悪い置物の大半が倒れる

固定していない家具が移動する事があり、不安定な家具は倒れる事がある

震度5強多数の人が、物につかまらないで歩く事を困難に感じるなどの、日常行動に支障を感じる棚にある物や書棚の本で、落ちる物が増えるテレビが台から落ちる事がある
固定していない家具が倒れる事がある
震度6弱烈震多数の人が、立っている事が困難になる固定していない家具の大半が移動し、倒れる事がある
ドアの開閉が出来なくなる事がある
震度6強多数の人が、立っている事が出来ず、地面に手をついて移動するようになる
揺れに翻弄され、動けず、飛ばされる事もある
固定していない家具の多数が移動し、倒れる物が増える
震度7激震固定していない家具の多数が移動し、倒れ、飛ばされる事もある阪神・淡路大震災、新潟中越地震、東日本大震災、熊本地震、北海道胆振東部地震

 

マグニチュードと震度の違い

マグニチュードの項と震度の項の表を見ていただけるとお分かりかと思いますが、日本で近年起きた大きな地震である、阪神・淡路大震災、新潟中越地震、東日本大震災、熊本地震、北海道胆振東部地震は、マグニチュードはそれぞれ違いますが、震度は全て7を記録しています。

マグニチュードと震度の違いを表す例としてよく用いられるのが、電灯です。

100Wの電球の明るさは、近いほど強く、遠くなるほど弱くなっていきます。でも、電球は100Wであるのに変わりはありません。

マグニチュードに当たるのが電球本体100W、震度に当たるのが明るさの度合いです。

 

震度は、震源地から遠ざかるほど数値が小さくなりますよね。でも、その地震のマグニチュードは変わりません。

  • マグニチュードの小さい地震でも震源からの距離が近いと地面は大きく揺れ、「震度」は大きくなります。
  • マグニチュードの大きい地震でも震源からの距離が遠いと地面はあまり揺れなく、「震度」は小さくなります。

こういう例で覚えておけば、マグニチュードと震度を混同せず、誰かに聞かれた時にすんなり答えられるかと思います。

まとめ

マグニチュードと震度の違い、ご理解いただけたかと思います。防災意識は、日頃から持っておくのが大切です。

正しい知識を積み重ねて、いざという時困らないように備えていきましょう。

 

 

 

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