「切磋琢磨」という言葉はよく耳にしますね、ポジティブな言葉なので、座右の銘などとして使われることもあります。
今回は「切磋琢磨」について解説していきます。
切磋琢磨の読み方
切磋琢磨の読み方は「せっさたくま」となります。
座右の銘や自分のアピールに使える言葉です。
切磋琢磨の意味とは
「切磋」は、元々「骨や石、玉などを切って磨く」といった意味がありますが、そこから転じて「学問や道徳をよりいっそう磨き上げること」を表しています。
「琢磨」は元々「玉や石をなどを打って磨く」という意味の言葉ですが、転じて「学問・技芸などを練り磨いて向上につとめること」をいいます。
そして合わせた「切磋琢磨」は、
- 学問や道徳、技芸など一層磨き上げること
- 仲間同士で励まし合い競い合って学問や道徳心を磨くこと
２つの意味を持つ言葉となっています。
「切磋琢磨」は中国最古の詩集である『詩経』の「如切如磋如琢如磨」という一文から由来しています。
『詩経』は現存する世界で最も古い詩集である、日本でいえば、『万葉集』のような各国の民謡なども載っている詩集です。
切磋琢磨の使い方・例文
切磋琢磨は、「自身で、または、友人同士で学問や人格の向上に努力するたとえ」として使われています。
例文：
- これからも目標を持って切磋琢磨し続け、スキルを高めていきたいと考えています。
- 切磋琢磨しながら頂点を目指す。
- その試験の合格は切磋琢磨の賜物だ。
- 彼と私は互いに切磋琢磨して勉強に励んでいる。
- 切磋琢磨できる環境に身を置くことは大きな刺激になる。
- チームで切磋琢磨して力を発揮する組織作りが必要です。
切磋琢磨の類語
切磋琢磨の類語は
研鑽（けんさん）する（学問などを深く研究すること）
模索（もさく）する（状況や行く先が不確かな状況で探し求めること）
などがあります。
切磋琢磨の英語表現
「切磋琢磨」にピッタリな英語表現はないので、「切磋琢磨」に近いのは、
- To work hard （一生懸命働く）
- work hard together（一緒に一生懸命働く）
- work hard and inspire each other（一生懸命働き、お互い刺激し合う）
- improve ourselves through competition（競争を通して、自分たちを向上される）
などの表現があります。
まとめ
「切磋琢磨」について解説しました。
この言葉は前向きで努力する姿勢があることを感じさせる四字熟語です。面接や職場などで自分の「意気込み」や「前向きさ」のアピールに使えますよ。
今回は以上です。ご参考になれば幸いです。