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「疑心暗鬼」の意味とは?使い方・例文・類語・英語表現をまとめ!

「疑心暗鬼に陥ったよ」と言われたことがありませんか?

疑心暗鬼って何?この疑心暗鬼の意味が分からないという人がいるかもしれません。

今回は「疑心暗鬼」について解説していきます。

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疑心暗鬼の読み方

疑心暗鬼の読み方は「ぎしんあんき」。

人の心理状態を表す言葉です。

疑心暗鬼の意味とは

疑心とは、疑う心、暗鬼は、暗がりの中の鬼のこと。

心の中に疑いを持って見ると、世の中に存在しない暗闇の鬼の形を見たりするようなことになるのです。

つまり疑心暗鬼(ぎしんあんき)の意味は

疑う心があるとなんでもないことを疑ってしまったり、恐怖を感じてしまう。

という意味です。

先入主は往々にして判断の正しさを失うので、気を付けましょう!

疑心暗鬼の由来

疑心暗鬼は、古代中国の思想書「列子、説符篇」から由来しています。

「列子、説符篇」の中に、ある人が斧を失なっていくら探しても見つからない。だれかに盗まれたのかもしれないと思ってみると隣家の息子の言動全てが怪しい。

しかし、谷底から斧が見つかったら、隣家の息子を見ても怪しいとは思わなくなりました!

人間は自分の都合の悪いことは相手のせいにしてしまうことがよくあります。自分より相手を主体に考えることでつらぬくことは大切だと分かっていてもなかなかできませんね。

疑心暗鬼の類語

疑心暗鬼の類語は

呉牛喘月(ごぎゅうぜんげつ):暑い呉の地方の牛は月を見ても暑い太陽だと思い、息が切れて苦しそうに呼吸すること→疑いの心があると、何でもないものにまで恐れや疑いの気持ちをもつ。

杯中の蛇影:杯に映った弓が蛇の姿に見える→疑心暗鬼になる。

風声鶴唳(ふうせいかくれい):風の音や鶴の鳴き声のような、少しのことでも驚いて、恐れて怯えることのたとえ。

疑心暗鬼の使い方・例文

疑心暗鬼は単なる疑いの心があることを意味するのではなく、その疑いの心で不安や恐れ、別の疑いを呼び起こすような状態をいいます。

例文:

  • 彼女の言い訳を聞いてると、益々疑心暗鬼になる。
  • 彼は疑心暗鬼で夜も眠れなかった
  • 彼のわざとらしい振舞いは、私達を疑心暗鬼にさせた。
  • このような事が続けば、疑心暗鬼になるのも当然だろう。
  • 疑心暗鬼に取りつかれ、夫の行動を監視するようになった。
  • その事件は、彼らに再び疑心暗鬼の念を呼び起こした

疑心暗鬼の英語表現

「疑心暗鬼」の英語は

jumping at shadows

恐怖や、疑い、不安を持つ様を表します。

例文:After watching the horror movie, we were all jumping at shadows. (そのホラー映画を見た後、私達はみな疑心暗鬼になった。)

まとめ

疑心暗鬼について解説しました!

一度疑うと、どうしても不安になりその不安がまた悪い想像をさせ、どんどん膨らんでいき、不安な気持ちだけが大きくなりがちです。

疑心暗鬼にならないように!

 

 

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